ライザップ阿鼻叫喚 高みの見物や
ども!
のらりくらりの毎日を送ってるのらりくらりや。
米株は、基本買って放置やし、残念な話はあるけど今日は最近話題のライザップの話や。
株、これまでの上げっぷりすごかったけど、金曜日2時50分からのエレベーターすごかったな。
十何年前のジェイコム誤発注事件の時を思い出すわ。
IPO当日、どんどん上がると思てボードを注視しとったら、急に下がり始めた。
それも尋常でない速さでな。
わしは決断した。
これは買いやと。
それほど資金はなかったんで買ったんはちょっとやけど、ほぼ底で買えたわ。
それから怒涛の上昇。
ウハウハやったけど、ここで残念な投資家の本領発揮やな。
途中から反落始めてどんどん下がっていく。
これがちょっと儲けたろうという浅はか、せこい性根のものの限界やね。
慌てて売った。
結局マイナスにはならんかったけど、大きな利益も得られんかった。
今回のライザップのエレベーター相場も全く同じことや。
儲けに釣られて寄って来た、ちょっと遅筋の良い話に飛びつくイナゴさんの右往左往が招いた事態やね。
こういうのが本当の残念な投資家。
わしがライザップに目を付けたんは春やったかな。
それまでも例のテレビCMで存在は知っとったけど、投資対象としては考えてへんだ。
たまたまニュースで、たくさん買収した会社群がほぼ全部業績改善、黒転しそうやと報じとったんや。
オッ!と思うて調べると、結構まともそうな会社やったし、健康産業はこれからのトレンドになる。
ただ、あまりにも多くの会社を無秩序に買収しとるようでそこのところが心配やった。
大風呂敷広げ過ぎやないんか?
買収しすぎると統治が行き届かんようになって失敗することもおおい。
其の点、先のニュースで当面の問題は解決すると見た。
これは買いや。
健康的な体は、ある程度老後の資金にめどがついた中高年に必須のもんやしな。
当時動かせた資金全部つっ込んだ。
いっぺんやのうて、動きの悪いもん売ったりして何回かに分けたんで、平均単価は1040円(分割前)ほどになった。
それからは一切動かしてへんわ。
買い増しもせん。
小賢しう考えたら上がったら売り、下がったら買うを繰り返したら儲かるんやけど、そんな器用なことはできん。
当時PERは10倍台やったし安心して買えたな。
それが思わん人気化・急騰で3000円(分割前なら6000円)にもなるとは。
人気ちゅうもんは恐ろしいな。
これは3年早い。
最近の様子見てたら、儲け話に飛びつくイナゴさんがおおなって、それが某えげつない機関の餌食になっとる様や。
機関と提灯筋がよってこってアゲアゲした相場に飛びついたと見たら、ドカンと落として慌てて損切するのを養分にして集めてまた上げる。
資金力のある機関の悪辣な手口やな。
なんでイナゴというかというたら、わしなりに考えたんやけど、会社自体にそれほど関心がのうて、株価とうまい話に関心がある。
それが目の前に儲かるぞ、というおいしそうな餌がまかれたら、ためらいつつか躊躇なくかは知らんけどとりあえずぴょんと飛びつく。
せやさかいイナゴと呼ばれるんやろうな。
結局会社に信頼がないんで、ちょっとゆすられたら慌てて逃げ出す、損切する。
これが機関の養分になって美味しいところを盗られてしまう。
投資するんやったら、まず会社、経営者が信頼できるかしっかり見定めないかんな。
わしらみたいな田舎もんの出不精の怪しげなGGIは、忙しい社長に面会するとか、会社に乗り込んで訊き歩くとかそんなたいそうで面倒なことできへんので、ネットでみられる実際の業績やらで調べるしかない。
基準は、毎期増収増益かどうか、ここ数年の株価グラフがきれいな右上がりかどうか。
更に会社の評判をしっかり見るな。
いくら業績が良おても、評判が悪かったら見送りや。
某、急成長アパート建設会社はこれで刎ねた。
ライザップはそれほど悪なかったし、業績もグラフも右肩上がり。
大丈夫やな。
こういう信頼があったら、乱高下しても笑ろうて見とられる。
そういうことで、機関のゆすぶりも、揺すられて右往左往するイナゴさんたちも高みの見物や。
願わくば、イナゴさんたちが賢明な行動をとって、せめて損はせんといて欲しいけどな。
問題はいつ売るかやな。
一つのポイントは、一部昇格が発表されたとき。
これは確実絶対のポイントや。
さらに長期なら、2020のオリンピックかな。
どこまで行くか知らんけど、PERで150~200倍までは行きそうな気がする。
それなら、4500円から6000円かな。
短期にはそんなところやないかと思うとる。
かつてのヤフーはもっと上がったしな。
一時のガンホーやグリーみたいなゲーム業界とは構造が違うので、一旦ピークを付けて下がってもヤフーのように10年単位で見たらまた戻すと思うな。
10年持っとったら、10000円は行くと思うで。
日本だけやのうて台湾中国香港シンガポール、それにアメリカなんかも健康産業は出ていける余地があるしな。
ということで、投資するんやったらせこい目先のもうけに飛びつくのは損やということや。
会社と経営者に惚れてとは言わんけど、ある程度の信頼を持ってから投資することが肝心。
ちゅうことで、今日はおしまい。
またな。